起業に成功するために大切なこととは?リチャード・ブランソンに教わる起業の5つの秘訣

TIME100に選ばれたリチャード・ブランソン ビジネス

世界的に活躍する起業家のリチャード・ブランソンを知っていますか?日本ではスティーブ・ジョブズらに比べると、あまり有名ではありません。

リチャード・ブランソン氏は、イギリスの多国籍複合企業であるヴァージン・グループの創業者です。ブランソン氏は高校中退後に雑誌を創刊し、その後レコード会社を設立して成功します。

この成功の後も次々に事業を起こし、現在では航空会社・メディア・金融・鉄道・通信・宇宙旅行などの分野に進出している生粋の起業家です。おそらく、並の起業家の十倍は起業しているのではないでしょうか。

そんなスーパー起業家であるリチャード・ブランソンが、著書「ライク・ア・ヴァージン ビジネススクールでは教えてくれない成功哲学」で起業に成功する秘訣について語っています。曰く、「運が良ければ成功させる確率を高める秘訣」とのことです。

リチャード・ブランソンの名言16選
リチャード・ブランソンは世界的な起業家で、ヴァージン・グループの創業者です。ヴァージン・グループは航空・宇宙航空・鉄道・金融・メディアなど、多数の分野に進出するコングロマリットです。そんなヴァージン・グループを率いるリチャード・ブランソンに...

Photo credit:David Shankbone

リチャード・ブランソン流 起業の5つの秘訣

1.楽しくなければやるな

ぼくにとって事業を立ち上げるうえで一番大切なのは、自分が誇れることをやり、才能ある人を集め、他の人達の人生に大きな違いを生むような何かを創り出すことだ。

リチャードは、人生を楽しむことを第一に考えている人で、仕事と遊びの境界すらも曖昧だと語っています。彼自身、初めて起業した時は現在のような巨大企業になるとは考えておらず、ただ自分とみんなが楽しんで、その結果として自分が食べていければ十分だと考えていたそうです。多くの場合、成功した起業家は大きな目標と緻密な計画があると思われがちですが、彼はそんなものはなかったと否定しています。

起業するには、莫大な労力と時間が必要となります。そういった苦労を乗り越えて成功に向かって突き進んで行くには、苦労を苦労と思わずに楽しんでいるくらいでないと大変だということでしょう。これは成功した人によく見られる行動ですが、彼らは結果ではなくプロセスに焦点を当てる傾向にあります。リチャードの一つ目の秘訣も、起業というプロセスを楽しめということだと考えられます。

2.革新的であれ――ほかと違う何かを生み出す

Virgin Trains
事業を起こそうと考えている人が犯しがちな過ちが、現在人気があることで成功しようと考えてしまうことです。いくら人気で将来性がある分野だからといって、すでにあるサービスがもう一つ生まれることを市場が必要としているでしょうか。それよりも必要なのは、今までにないサービスや製品です。誰もやっていないことをやり、新しいものを生み出せば、大きな成功が待っているでしょう。

とはいえ、そのような大成功は困難なものであるとリチャードは認めており、それに対するアドバイスも送っています。

すでに競合のひしめく分野に参入するのであれば、他社を圧倒するような顧客サービスを提供できるようにしたい。

自身も何度もすでに競合他社がいる事業に参入した経験を持つリチャードは、航空業界に参入したときに最も評判になったのは乗務員のサービスだったと振り返っています。

3.愛社精神が奇跡を呼ぶ

G-VBIG Boeing 747-400 Virgin Atlantic

企業はヒトの集まりにすぎない。そしてヒトこそ、ほかとは比較にならないほど重要な資産だ。たぶんほとんどの企業では、社員こそが製品だろう。

成功の鍵となる言葉を3つ挙げるように頼まれ、「ヒト、ヒト、ヒト」と答えているリチャードは、企業にとって最も大切なのは社員であるという考えの持ち主です。社員を大切にすることにより、会社に愛着や情熱が芽生えます。そういったものを持つ社員が働くことで、他社との大きな違いをもたらすのです。社員を大切にする会社は、社員に大切にされるということです。

企業経営において、近視眼的にみると、社員はコストであり、できるだけ安くかついつでも切れる方が利益になります。しかし、長い目で見ると、社員を大切にし、その結果として社員が会社に尽くすことの方がはるかに大きな利益になります。

4.経営とは話を聞くこと

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優れたリーダーになるには、飛び切り優れた聞き手にならなければならない。

リチャードは、現場で社員の声に耳を傾ける重要性を繰り返し訴えています。優れた考えを一人の人間がすべて持っていることはあり得ず、たくさんの人の意見を取り入れる柔軟性が必要です。また、社員を褒めることも併せて提案しており、失敗だとわかっている人に失敗を指摘する必要はないとも語っています。

多くの人は、聞くよりも話す方が多くなってしまいます。会社をより良くしたい経営者は、特に人の話をよく聞かなくてはいけません。自分の話を聞いてくれるリーダーだということが従業員にわかれば、多くの意見が飛び出すでしょう。その中から、会社の事業を大きく改善する案が生まれるかもしれません。社員が自分で考えることをしないと嘆いている経営者は、そもそも社員の考えに耳を傾けていますか?

5.身近な存在であれ

優れたリーダーはじっと机に座っていたりしない。

リチャードはオフィスで仕事をしたことがなく、いつでもできるだけ多くの人と会って話を聞くように努力しているそうです。この多くの人というのは、従業員はもちろん、顧客も含まれています。ヴァージンでは、会社が大きくなってもこれを心がけており、いわゆる大企業病を防いでいます。

身近なリーダーというのは、あまり一般的ではないようです。普通、リーダーは「カリスマ性・威厳」があり、 「非凡」で、「先を見通した的確な指示」を下すといったタイプが理想とされます。しかし、会社とは組織であり、個人の自己実現のために存在しているのではなく、実際にサービスを提供するのは一人ひとりの社員です。

会社は顧客のために存在していて、その顧客を相手にするのは現場で働く社員です。したがって、社員と顧客の意見を聞くのは不可欠であり、むしろ当たり前といえます。後は、今日から実践するだけです。

まとめ

リチャード・ブランソンの「起業の5つの秘訣」はいかがでしたか?このようなリーダーがたくさんいれば、良い世の中になりそうです。最後に、リチャードはこんなこともいっています。

どれだけコンセプトがやブランド名が良くても、非の打ち所がないものでさえ最初の挑戦では失敗するかもしれない。(中略)だから事業がうまくいかなかったら、新しい事業のほとんどは成功しないこと、そしてすばらしい教訓はたいてい失敗から生まれることを思い出してほしい。

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